耳うどんは、栃木県佐野市(旧葛生町の仙波地区など)の郷土料理です。鬼の耳の形のような四角いうどんで、野村屋などのお店で販売しています。耳うどんの歴史・起源、お店、作り方・レシピなどを紹介。
耳うどんって知っていますか?耳うどんは、栃木県佐野市(旧葛生(くずう)町の仙波(せんば)・牧・小屋などの地区)に、昔から伝わる珍しい郷土料理です。うどんと言っても、4cm×6cmほどの四角い「耳」の形に似たうどんです。その「耳」を野菜や肉の入った汁に入れてつくった麺料理が、耳うどんなのです。
栃木県佐野市は、ラーメンでも有名ですが、この地域では、「耳」を鬼の耳に見立て、悪魔の耳を食べてしまえば、我が家の話を悪魔に聞かれないので、その年は無病息災で過ごせる、と言われています。一説には、耳を食べてしまえば悪口が聞こえないから、近所との交際が円満にいくなどの言い伝えで、今でも各家庭では、毎年お正月に、耳うどんを餅の代わりに食べているそうです。耳うどんは、栃木県佐野市の郷土料理にもなっており、お正月だけでなく、いつでも耳うどんを食べさせてくれるお店も数軒あります。ぜひ一度味わってみては。
耳うどんは、栃木県では、古くから、正月料理として広く一般の家庭で作られていますが、今では佐野の蕎麦・うどん店の野村屋本店の名物メニューになっています。野村屋は、創業明治四十年の老舗。葛生町仙波地区には、耳うどんの販売店は数軒ありますが、有名なのが、「野村屋」です。
野村屋のそば・うどんは、全て自店で打った手打ち麺です。野村屋の耳うどんの値段は、740円、煮込み耳うどん(みそ味)が800円。野村屋では盛り付けの器と、具材の伊達巻や蒲鉾・鳴門巻きは、お正月の雰囲気が味わえます。耳うどんに入れる具材は、他に鶏肉、シイタケ、カニ蒲鉾などがあります。耳うどんのお味は、シイタケと鰹だしをベースにした醤油味です。
野村屋では、HPも開設。割引クーポン券を印刷して持参すれば、トッピング(もち、玉子など)が1個無料になります。佐野駅より徒歩10分。栃木県佐野市相生町2819 電話:0283-22-0396
耳うどんは、小麦粉をこね、薄く延ばしてから長方形に切り分け、片側をたたんでつまみ、耳状にして雑煮風に食べる料理です。
栃木県佐野市では、古くから、各家庭で作り正月三が日に食べることで、魔除けになるとの言い伝えがあります。耳うどんは、すいとんや、ワンタンの皮を厚くしたような形をしたのが特徴です。
耳うどんのレシピ(作り方)は、
1.小麦粉に塩水を加えながらよくこねます。その後1、2時間位寝かせます。
2.生地に粉をふってめん棒で前後,左右平らに伸ばします。伸ばした麺を7×4cm位の長方形に切り、耳の形にします。
3.鰹節か煮干しで出汁を取り、醤油・味醂で味をととのえます。小口切りにしたネギと、薄い短冊切りにした人参を入れます。
4.うどんを盛って汁を入れ、出来上がり。鶏卵を入れると更に美味しく召し上がれます。
耳うどんの老舗野村屋では、こねた小麦粉を3玉に分け、それを約半日寝かせています。生地1玉で、約110個前後の耳うどんが作れ、それを大鍋で茹で、1人前13個の耳うどんを使っています。